状態変化は温度が重要だとされています。温度が上昇すれば粒子が振動し、自由に運動できるようになることを知っている人は多いはずです。熱を取り込んだり放出したりすることで状態変化が起こりますが、このときには2種類の熱があることを知っておくと良いでしょう。固体から液体になるとき、液体から気体になるときは、しばらく温度が一定になるタイミングがあります。この温度が変わらないものを潜熱と呼ぶことが可能です。一方で、温度が上がったり下がったりしている部分は顕熱と呼ばれるものだと言えます。状態変化における熱は1種類しかないと勘違いしている人が多いですが、実はこういった2種類のものが存在していることを理解しておきましょう。