層流と乱流はセットで語られることがありますが、どちらも流れの状態に関する言葉です。
前者の層流は流れの方向に合わせて乱れることなく、規則性が見られる流れ方を意味します。
対する後者の乱流は規則性に乱れが生じ、真っ直ぐ流れないものを指します。
この層流と乱流はイギリスの科学者、オズボーン・レイノルズがインクを用いて可視化に成功したことが発見に繋がっています。
流れが層流か乱流になるかについては、無次元数のレイノルズ数によって整理できます。
代表長さと代表速度、代表速度に粘性係数が定義づけられています。
レイノルズ数では分母にあたる粘性力と、それに対する分子の慣性力をあらわすことが可能です。
いずれにしても、層流と乱流を発見したオズボーン・レイノルズが歴史に名を残しているのは確かで、レイノルズ数がまさにその代表的なものです。